
コマンドプロンプト:time
パソコンに設定されている時刻を表示/変更する用途に用いるtimeコマンドを解説します。
time形式
time (オプション)
使用例
時刻の表示
timeだけで実行すると、現在の時刻を表示した後に新しい時刻を設定できます。
timeのオプション部分に時刻(hh:mm:ss)を入力すると、その時刻がパソコンに設定されます。
time time 18:10:10


オプション一覧
timeコマンドで使用できるオプションの一覧(オプションは/Tのみです。)をまとめます。
オプション | 内容 |
---|---|
/T | 現在のシステム時刻を表示 |
パソコンに設定されている時刻を変更しないで確認するだけなら、オプションに「/T」を入力します。
time /T

timeコマンドは、時刻の表示(9:48:27.20など)や変更が可能です。
時刻は、パソコンのタスクバーに出ているから、表示のみでの使用は、あまりないかもしれません。
基本の使用例は、日付(date)と同様で時刻を取得し、取得した時刻を変数に入れて加工するなどで、様々なことに利用するところにあります。
その日の日付と時刻を組み合わせたファイル名(20190204.txtなど)をつけたファイル作成に用いることも可能です。
ログファイルの作成に利用されることもあります。
あとがき
何時何分何秒。
日付と同様に私たちが生まれるずっと前から使われている時刻。
その一日の中の時点を示すうえで欠かせないデータです。
1秒間に莫大な処理が可能となった現在のコンピューター。
秒単位での時間管理が必然的に大事なことは想像に難しくありません。
一日一日を大切に過ごすこと。それを実現するためには、まず今日という一日の中で一分、一秒を大切にしなければなりません。
「ちょっと5分ボーっとしちゃった。」、そんな時も確かにあるでしょう。
ただその5分も年単位でみれば、すごく貴重で長い時間になるわけです。
この事実に、大概の人は気づいています。だけど、日々意識はしていないでしょう。
ずっとじゃなくていいです。時々でもいいんです。今、この瞬間。それがすべての原点で大切であること。
それを噛み締めながら行動したいものです。