
コマンドプロンプト:print
テキストファイルを印刷するための用途に用いるprintコマンドを解説します。
print形式
print (オプション) (ファイル名)
使用例
テキストファイルの印刷
printのあとにファイル名を指定します。
ファイル名には、パスを指定することも可能(ワイルドカード使用可)。パスを省略した場合、プロンプトで入力されたテキストまたは別のコマンドからパイプ処理(別のプログラムで並列の行われた処理)で渡されたテキストを検索します。デバイスをオプションで指定しない場合は、PRNとなります。
print D:\test\test3.txt print test3.txt
指定したファイル名のファイルが存在していない場合は、エラーが表示されます。
オプション一覧
printコマンドで使用できるオプションの一覧をまとめます。
オプション | 内容 |
---|---|
/D | 印刷デバイスを指定します。 |
print /D:COM1 D:\test\test3.txt
指定したデバイスで印刷が実行されます。デバイスには、通常はプリンタ名を指定します。
あとがき
印刷について、どんな印象をお持ちでしょうか?
私的には、「ややこしい」って印象が一番です。
社会人デビューしたての頃は、「ただ紙を出力するだけ」程度にしか思っていませんでした。
普通に働いている方は、大概がそういった考えで当たり前でしょう。
その当たり前が変わったきっかけが、プリンタードライバの存在を知ったことです。
どういう仕組みでどのようにプリンターに出力命令を出せるのか?そんな深い部分まで意識するようになりました。
機器の配置の変更、ネットワーク設定の変更、機器の入れ替え。
そんな時、いつもプリンターの存在に頭を悩ます時間が発生します。
セキュリティ面でも、適当に扱えるものでもないですし…。
ただ出すだけから少し先に。
それだけで、難易度が跳ね上がった記憶がこのコマンドでうっすらと甦った今日この頃です。