MATCH関数(相対位置検索)
指定した検査値の相対位置を求める用途に用いるMATCH関数を解説します。
シートでみた位置ではなく指定した範囲内の位置を求める関数となります。
◎MATCH関数構文
=MATCH(検査値,検査範囲,照合種類)
検査値 | 検索する値(文字列や数値)を指定します。 |
検査範囲 | 検査値を検索する範囲(C7:C10やC7:E7など)を指定します。範囲は1行・1列のセル範囲や配列定数で指定します。 |
照合種類 | 検索方法を指定します。 1・省略:検査値以下の最大値(6,7,8のデータで10を検索した場合、8がヒットします。)を検索します。この場合、検査範囲のデータは昇順(1,2,3…のように大きくなっていく順番)に並べ替えておくことが必須となります。 0:検査値に一致する値のみを検索します。 -1:検査値以上の最小値(8,7,6のデータで3を検索した場合、6がヒットします。)を検索します。この場合、検査範囲のデータは降順(10,9,8…のように小さくなっていく順番)に並べ替えておくことが必須となります。 |
検査値・検査範囲は、「=MATCH(C3,C5:C7,0)」のようにセルを指定することもできます。
照合種類は、0を指定する事が多いです。1や-1を指定する場合は、検査範囲のデータに注意しないと正確な答えを算出できません。
※MATCH関数特記事項
•検索において、大文字と小文字は区別されません。
•検索において、全角文字と半角文字は区別されます。
•照合種類が0の場合、検査値にワイルドカード文字(*、?)が使用できます。