INDEX関数(行列交差検索)
行と列で指定した位置の値を求める用途に用いるINDEX関数を解説します。
慣れるまでは、少し複雑で使いづらい関数です。位置をピックアップし他の関数と組み合わせることも多いです。
◎INDEX関数構文
=INDEX(配列,行番号,列番号)
=INDEX(参照,行番号,列番号,領域番号)
配列 | 値を求めたい範囲を配列定数または範囲({"A","赤";"B","青"}やC7:F11など)で指定します。 |
参照 | 値を求めたい範囲をセル範囲(C7:F11など)で指定します。 |
行番号 | 配列または参照において何行目となるかを指定(1やC7など)します。参照がC7:H12の場合、先頭にあたるシートの7行目が1にあたります。配列または参照が1行しかない場合のみ「INDEX(配列または参照,列番号)」のように省略可能です。 |
列番号 | 配列または参照において何列目となるかを指定(1やC7など)します。参照がC7:H12の場合、先頭にあたるシートのC列が1にあたります。配列または参照が1列しかない場合のみ「INDEX(配列または参照,行番号)」のように省略可能です。 |
領域番号 | 参照にて、複数の範囲を指定した場合、どの領域を参照するかを指定します。(指定した順に1から昇順で番号が振られます。) |
配列形式と参照形式の2種類の使用形式が存在します。それぞれ、配列形式は、「=INDEX({"A","赤";"B","青"},C5,2)」、参照形式は、「=INDEX(B5:F8,2,2,2)」の形で使用します。
配列形式使用例
参照形式使用例
※INDEX関数特記事項
•参照形式では、戻り値は値ではなくセル参照となります。